作新学院、54年振り決勝進出!今井、江川越え!
作新が54年振りの決勝進出です!
めでたい!こりゃめでたい!
オリンピックだったら銀メダル以上確定ってことですからね、ぜんぜん関係ないですけどね!日本四継おめでとう!感動した!
実は8月1日にJR宇都宮駅で行われた出発式を偶然拝見しまして、失礼千万、その時は正直ここまで来るとは思っていなかった。
それでも俺は組み合わせを見て、ベスト4には来るって信じていたのでまだ救いがある反県民じゃないですか?
作新学院高校 栃木県大会
やはり地元の学校の事は地元の新聞社がイチバン。
作新学院は栃木県大会全6試合で二桁安打、計68得点というアグッレシブ打線。バントは少なく、ファーストストライクからガンガン振り抜いてくる点が特徴です。
一方守備はというとキャプテンショートの山本君中心に失点は12あるものの失策は3。
小針監督曰く、打力でも投手力でもなく、守備面を強調していました。秋季大会後から春にかけて、帝京高校を初めとした強豪校との練習試合を経て、人間力と共に鍛え上げてきたのでしょう。
そしてプロ12球団も注目のエース今井。
栃木県大会でも150キロ近いストレートが光っていましたが、四死球12、暴投もあったりと制球に難アリという印象。準々決勝の文星を褒めるべきかもしれませんが。
また、BIG3擁する花咲徳栄、横浜、履正社の情報を加味すると、行けて準決勝かなと野球やったことないど素人ながらに分析してたんですよ!叩け!(その3校はいずれもエースを先発起用せず、ベスト16で甲子園を去ることになる。)
甲子園初戦 尽誠学園戦
右打者のアウトロー、左打者のインローに突き刺す150キロ超のストレート。
これ言ったら負けなんですけど正に、圧巻のピッチング。
僕は自分より年上に見える精悍な顔つきをした畏敬すべき高校球児をトーシロ評価したことを今生の恥として墓まで持っていくことを決心した。
準々決勝 木更津総合戦
これまで二試合連続完封、難攻不落の早川君を相手に投手戦になることは必至。
と思ったら一回に入江、三回に山ノ井の本塁打。
入江君は三試合連続のアーチ、清原らに並ぶ史上7人目の快挙。
またも気鋭の推測は空を切り、作新ナインにはお詫びの賠償金を支払う必要がある。
この試合、最も危ない試合だったと思います。
1点を返された7回裏、今井が軽やかに反転しランナーの意表を突いた牽制球。
8回裏2点を追う木更津総合がレフト方向にヒット、ホームに帰ろうとするランナーを、レフト碇→ショート山本→キャッチャー鮎ヶ瀬の中継プレーで本塁死。
この素晴らしいプレーが無かったら分からなかった…。
碇君は二年前の夏、脳の病から復帰してこの甲子園の舞台に立っているそうです。
応援したくなりますね。
準決勝 明徳義塾戦
今井君は状態が優れない中でも要所を締めるピッチング。
球威を抑えて制球するその姿にもはや貫禄すらあります。あと、今大会自分でもよく打ちますね。
中継ぎの宇賀神、抑えの入江は甲子園初登板。このリリーフの流れ、なんかイイ。
特に宇賀神君はピンチでも表情ひとつ変えず、堂々と投げ抜いていました。
決勝を前にこの二人が登板したことで、有事の際を考慮しても、作新は磐石の態勢を整えられたと思います。小針監督あっぱれ。
一方の明徳はエラー4、残塁11と堅守・試合巧者の本領は影を潜める。
併殺も目立ち、チャンスを生かせなかったように思います。
春夏連覇から54年振りの決勝
昨年の甲子園で18失点の大敗を喫したのを記憶しており、アドゥワ君で注目されていた松山星稜との初戦を見てみて、「すげえいいチームだなあ~~~」と思いました。
なにより三振が少ない。
三振が少ないことが高校野球でどのくらい脅威なのか。あまり踏み込んだことを言い過ぎると、もう本当にこれ以上高校野球に言及することを許されなくなるのでやめておきます。
エースの大西君はここまで一人で投げ抜き、チームを引っ張ってきた大黒柱。
作新学院との対決が楽しみで仕方ない。
個人的に決勝戦で期待しているのは、キャプテン・1番山本君です。
彼はここまで打撃では精彩を欠いています。
決勝ではバットで、脚で、守備で、作新の風となり甲子園球場に吹き荒んで欲しいと思っています。
本当はブラバンについても書こうと思ってたけど長いのでやめました。
作新吹奏楽部員はコンクールの関係で半数の42人編成になってたみたいです。それでもシビれるエル・クンバンチェロでした。明徳の必殺仕事人もかっこよかった!
応援団の皆さんの力があっての甲子園です。
作新学院のメンバーは94.4%が栃木県出身の選手。
その数字は栃木県の野球レベルの高さを表した数字でもあり、その代表が作新学院です。
その誇りを胸に、栃木に真紅の大優勝旗を持ち帰ってきてくれることを願っています。
決勝戦は14:00、プレイボール!!!